2003.12.04 Thursday

2003年39会総会

2003年39会総会 2003年2月22日 
カントリー、集合記念写真、snap,二次会などの写真は堀君/森口さん/青谷さんの提供です。みんなの顔が判るように大きな画像になっています。

2003.12.04 Thursday

2003年39会総会写真

2003年39会総会写真 だれがだれ?
名前を思い出せない!!!
39メーリングリストで、だれの右がだれで、その上がだれだれ、、、と思い出して、話し合いましょう。

2003.12.04 Thursday

2003年東京39会

2003年東京39会
2003年3月10日午後6:30より、南青山「神ぬ巣」 
お知らせと申込書
地図
アルバム 三上君/青谷さんの提供です。11枚の写真の合計ファイルサイズは2.2MBあります。
アルバムつづき(詳細) 三上君の提供です。アップの表情がたくさん。みんなとても楽しい表情です。39枚の写真の合計ファイルサイズは2.9MBあります。

2003.12.04 Thursday

津田実とカントリークラブCD

津田実とカントリークラブ、CD「カントリークラブ」を2002/11/17完成。
朝日新聞の記事
詳細とCD購入申込み方法 (津田画廊のサイト)

2003.12.04 Thursday

39会の写真アルバム 2002.6.12追加

39会の写真アルバム 2002.6.12追加

2003.12.04 Thursday

2002.5.12東京39会ゴルフ予定

2002.5.12東京39会ゴルフ予定 2002.3.25掲載

2003.12.04 Thursday

2.美しくなってきた地球

2.美しくなってきた地球
1)先カンブリア時代
最近の地球史・生命史を扱ったビジュアル本を見れば明らかなように(1)−(3)、46億年前、無数の隕石衝突で誕生したばかりの地球(復元図)と現在の姿(人工衛星写真)を比べると、地球の景観が美しくなってきたことは一目瞭然である。当時の地球は、宇宙船から眺めれば、隕石衝突時の発熱で地表の岩石が溶けてできたマグマの海(マグマオーシャン)で覆われて赤黒く光る「火球」でしかなかった。原始地球の形成直後に火星ほどの大きさの天体が地球に衝突して月を形成した(ジャイアントインパクト)と言われているが、その直後も隕石衝突の発熱で地表は再びマグマオーシャンに覆われたはずである。そして分厚いマグマの内部から二酸化炭素と水蒸気が盛んに蒸発して原始大気を形成した。大気上空には分厚く雲が発達して「雲球」となり、地表は隠されてしまった。42億年前になると、激しい隕石衝突が止んで地表温度が低下したために、大気中の水蒸気が凝結して雨となって地表に降り注いだ。地球史上初の集中豪雨がどのくらい続いたのか不明であるが、地質学的にみれば地球は一瞬にして海に覆われて「水球」に変わったと言えよう。その後も隕石は間歇的に衝突しつづけたが、いずれも小規模なもので、海水の組成を変えたり大陸そのものの姿を変えたりするほどの影響は与えなかった。

海の誕生直後およそ40億年前に原始的な単細胞生物が誕生したが、宇宙船から見える地質現象は、活発な海底火山活動によって海洋のあちこちに形成されたハワイのような火山島だけであった。それらがプレートに乗って移動する様子を100万年を1秒とするコマ落としで撮影すれば、次々に生まれ出る火山島が衝突・合体を繰り返してだんだん大きな陸塊に成長し、20億年前にはいくつかの大陸となった経過がよく追えたはずである。さらに、そうした大陸がおよそ2億年の周期で衝突・合体と分裂・離散を繰り返し(ウィルソン・サイクル)、そのつど大山脈や火山列、地溝帯や沿海などが形成されて、大陸の地形が次第に複雑化していった経過もよく追えたはずである。

35億年前に出現した酸素発生型の光合成を行うシアノバクテリア(らん藻)は、25億年前から陸塊をとりまく浅海域にストロマトライトを広範に形成し、海水中に遊離酸素を盛んに放出した。初期の遊離酸素は海水に溶存していた鉄と結びついて鉄錆(酸化鉄)をつくり、海底に縞状鉄鉱層を分厚く堆積させた。宇宙船から見れば、当時の浅海域はストロマトライトで埋め尽くされ、海水は赤みがかっていたであろう。17億年前に海水中の鉄分がほとんど除去されたので、遊離酸素は大気中に拡散して陸上の岩石に含まれた鉄を酸化していった。そのため大陸の乾燥地域には赤色の砂漠が広がった。しかし陸上にはまだ生き物の影は全く無かった。

約7億年前、大陸は全面的に氷河で覆われ、地球は白い「氷球」に変わった。しかし1億年後(6億2000万年前)のベンド紀になると巨大な氷床が消え去り再び赤茶けた大地が現れた。しかし大陸周辺の浅海域には、以前とは違って、ストロマトライトではなく、平べったい水枕や柄の無い団扇のような形をしたディッキンソニアや三葉虫に似たスプリギナのような硬組織をもたない30種類ほどの大型生物からなるエディアカラ動物群が繁栄していた。その後も大氷床は何度か発達したが、氷床が後退する度に大陸周辺に浅海が広がり、その新天地に新たな生態系が繁栄した。

2003.12.02 Tuesday

1. はじめに--美しくなってきた地球と人間の役割

1. はじめに
 もしも宇宙人が、スペースシャトルほどの高度(250km)で地球を周回する宇宙船に乗って過去200年間、地表の詳細を観察しつづけてきたとすると、加速度的に進行した都市の拡大と森林破壊、大気汚染と海洋汚染などの元凶は、この時代の人口爆発とエネルギーと資源の過剰消費にあると判断するはずである。

しかし、もしも彼らが46億年前の地球誕生時から観測しつづけてきたならば以下のように結論するに違いない。
(1)地球は時とともに地質的にも地形的にも気候的にも多様化し、景観的に美しくなってきた。
(2)それには生き物の進化が大きく寄与している。
(3)地球がもっとも美しくなった段階で出現したホモ・サピエンスつまり現代人は、意識的に美を造形する芸術を生み出し、さらに地球を美しくしてきた。従って
(4)最近数百年間の地球規模での環境破壊は人類の進化にともなう必然的現象ではなく、
(5)芸術を生み出した生命史上初の生き物として近い将来、芸術活動を通じて現代の危機を克服し、再び地球を美しくしていく可能性は高い、と。

 本稿では、まず地球誕生から現代人の出現までの地球と生命圏の歴史を概観する。
次いで土壌を媒介とした固体地球と生命圏の結びつきを軸にして、大気圏−岩石圏−水圏をめぐる物質循環が地球環境を浄化し、生命圏を維持してきたことを説明する。
そして最後に芸術をキーワードとして固体地球と生命圏の共進化の歴史に基づいて現代人の地球史・生命史的な役割を考察する。

2003.12.01 Monday

Abstract--美しくなってきた地球と人間の役割

美しくなってきた地球と人間の役割
Implication of the Earth's evolution and the appearance of Homo sapiens in terms of esthetics
            
原田憲一 
Kenichi HARADA


Abstract
When we summarize a history of the Earth in a few words, she can be described as having become scenically beautiful in the past 4.6 billion years through geological, geomorphological, and meteorological diversification. The biosphere also has played an essential role for the beautification by diversifying the life in form and function, because the sphere is directly connected to the solid earth through the medium of soil consisting mainly of the products of rock weathering. Since Homo sapience appeared at a stage when the Earth evolved to be most beautiful, their task in a geohistorical sense can be inferred to beautify the Earth further. This postulation may be verified by a fact that they created art more than 30,000 years ago for the first time in the history of life. Nonetheless, we are presently facing with destructive environmental-degradation in global scale, which has been caused by mass-production and mass-consumption since the Industrial Revolution and thereafter accelerated by the liberation of personal desires under the capitalistic social-system for the last few centuries. However, from a bio-evolutional point of view, the modern environmental crisis threatening the existence of human beings should not be regarded as inevitable fate, but as a trivial backlash in a long course of human evolution. One of the ways to overcome the crisis to avoid our extinction in the near future is to promote art throughout the world. It is because all the activity concerning art recalls us to the importance of peace, self-fulfillment, respect and appreciation to nature and life, and consideration for future generations, which should hinder the waste of energy and resources and wars made for the occupation and control over them.

2003.12.01 Monday

原田君の論文を掲載します

原田憲一君のご好意により、「美しくなってきた地球と人間の役割」を何度かにわけて掲載させていただきます。
ひとつひとつには注記しませんが、著作権は原田君にあります。引用にあたってはご注意ください。
松代
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