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2004.11.03 Wednesday

死に直面してもなお・・・K.N.

昨日の長岡市での母子三名の救出風景は様々な事を考えさせられた。
ドイツで開発されたという最新の人命探査機「シリウス」・・・
当初の速報では三名共に生体反応があるという。
しかし母親は救出時には既に死亡、、、
可哀相に、生き地獄を体験したんかと涙を誘ったが、
その後の発表では即死状態であったとのこと。
では、シリウスの生体反応はなんやったんや?
機械の誤作動なのか、使う側の不馴れなのか?
シリウスは全国の政令都市には配備済みらしい。
当然、レスキュー隊はその操作の訓練はしているはず。
その一連の不可解な流れの中で、女の子の生体反応の
判断にも自信がないのか、それとも男の子が生きていたという現実の中で
救出続行を余儀なくされているのか?
女の子の死体を掘り出すために20名からのレスキュー隊員が
二次災害で全員死亡する危険を冒す必要があるんやろか?
世界の最新鋭機「シリウス」の初めての災害使用という
歴史的作業の中で、如何にも人間らしいモタモタが皮肉やなぁ〜
それにしても二歳の男の子が生還したというのが、
あの惨状をTVで観ていると全く奇跡やねぇ・・・(・o・)
発見されたときには、車と岩石の間に佇んでいたとのこと。
オムツだけの裸の男の子をエアコンではなく
自然の土砂の温もりが、ただただ偶然に守ってくれた。
絶望することを知らない年齢の、動物的な強靭さに
今更ながら、人間が動物であるということを思い知らされたし、
動物であるからには死に直面してもなお絶望せずに
ひたすら無邪気に生きること・・・つまりは「今を生きる」ということ、、
邪念を持たず、なにも余計な事を考えずに「今を生きる」ことが大切なんや!と
あの二歳の男の子に感動と共に教えられた。。

イラクで人質となっている香田某君、、、
彼の事を退避勧告を無視して、なんで危険と判っている
イラクへ行ったのか?と非難している政治家・・・
そんな危険地帯を作りだした人類の愚かさ、
その危険を増幅してる自衛隊派遣の愚行に気付かず、
のこのこと出かける奴が悪いと恥かしげもなく言っているが・・・
香田君の瞳に、死に直面してもなお絶望を感じずに、
ただただ今を生きてる二歳児の純粋さを見たように思うのは
俺が変わってるんやろか?

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