同志社39会

自らの命の危険を顧みず
イラクの困っている人達の
力になろうという純粋な行為・・・
「そんな日本人がいたのか！」と
世界中から尊敬の念を持って見られ
日本人への評価を改めさせた
偉大なる英雄達である。

然るに無事に解放されての
まるで犯罪者が送還されてきたかのような
帰国風景を見るにつけ、、、
或いは日本政府の犯罪者を
護送をするかのような対応や、
各マスコミの報道を見るにつけ、、、
日本は何という情けない国に
なってしまっているのかと
天を仰いで歎息させられた・・・。

こうなってしまった最大の原因は
英雄達の家族の馬鹿な発言である。
人命優先を叫んで、
あろうことか自衛隊を撤退させろ等と
傲慢にして血迷った発言が
それでなくとも、
社会の秩序を乱す人間を
毛嫌いする日本人の
神経を逆撫でしてしまった。

彼ら家族の記者会見の様子は
北朝鮮に拉致された被害者家族と
イメージがダブって映った。
恐らく彼ら家族も、
自分たちが拉致被害家族と
同じ立場のような錯覚に
陥ったのではなかろうか？

国内で突然に理不尽にも
北朝鮮に拉致された被害者と、
自己責任で危険を承知で
イラクに行った以上は
当然に予測できた災難に遭った被害者とでは
天と地ほどの開きがあるではないか。

彼ら家族が、、、
「このたびの事件で皆様方に
ご迷惑、ご心配をお掛けしている事を
心からお詫び申し上げます。
しかしながら息子や娘、弟や妹は、
自らの命を懸け、欲得を捨てて、
イラクの人たちを助けにいったのです。
我々は、それを限りなく誇りに思う。
我々も送り出した以上、
命を落とす事も覚悟しています。
勿論肉親として
無事に解放されることを
心から願っているし、
犯人たちには我々の罪もない
愛すべき家族を即刻解放するよう
強く要求したい。
しかしながら、
どうか、このことで相手の要求に屈して
自衛隊の撤退などは考えないで戴きたい。」
と発言すべきであった。

無事に解放されて帰国したから
云っているのではない。
例え、彼ら三人が殺害されていたとしても
家族が堂々と息子や娘、弟や妹を
誇りとする態度を貫けば良い。

それでこそ生死に関わらず国内で、
否、世界中から称賛を浴びることが出来たのに・・・
英雄であるはずが、
病人のように意気消沈してる姿が傷ましい。。