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2008.07.19 Saturday

「しかも」

若い人が近頃普通に話すときに「しかも」と言って言葉をつなぎます。
この音を聞くと、なにか違和感が沸いて来ます。

広辞苑によると
「然も・而も」は次のように出ています。
1.副詞
 そのように。さように。万一。
  「三輪山をしかも隠すか雲だにも」
2.接続詞
 なおその上に。それでも。けれども。
   方丈記「行く川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず」

1の意味で使っているのではなく、2の意味なのでしょう。
「なおその上に」と言っているつもりでしょうけれど、聞いている私には
「それでも。けれども」という意味も含めて聞こえてきます。
一体どっちなんだ?

音が硬い、古いことも違和感の原因かもしれません。
なぜこのような古い言葉を若い人たちが好んで日常会話に使うのか、
知りたいものです。
いつごろからどの地域どの層が使い始めたのでしょう?

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