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2004.05.16 Sunday

男の優しさ--K.N.

若い女性の会話を
盗み聞きしてる訳ではないけれど
最近時折耳にして
気になっている言葉がある。
それは・・・
「優しいだけの男はねぇ〜」

優しい男が増えたのか?
頼りない男が増えたのか?
多分・・・
「優しいけれど頼りない男」
のことを云ってるんやろねぇ。

しかし・・・
本当の「男の優しさ」からすれば
頼りない男では
真に「優しい男」とは
為り得ないと思うが如何であろうか?
俺の考える真の「男の優しさ」とは
例えて云えば「パイロットの優しさ」である。

乗客を乗せて
その命を預かり
無事に目的地に到着させる。

途中に嵐や雷雲や乱気流があれば
それを事前に察知して回避し
何事もなかったかのように
目的地に着陸させる。

運悪く乱気流に突っ込んだり
エァーポケットに遭遇しても
冷静な判断と機体操作で
不時着や墜落などの
最悪の事態は回避して
無事に目的地に着陸させる。

乗客にはそれが当たり前であって、
飛行機から降りるときにも
「女の優しさ」の象徴である
スチュアーデスには有難うと
お礼を云って笑顔で去るが、
パイロットとは顔を合わしもしないし
その存在すら忘れがちであり、
誰も有難うは云ってくれない。

誰も有難うと云ってくれなかったと
愚痴をこぼしてるようでは
立派なパイロットとは
云えないであろう。

そのことに不平も不満も言わず、
無事に乗客を守れたことに
自己満足して最後に静かに
飛行機を降りる。
それが立派なパイロットである。

そして・・・
それが「男の優しさ」である。

「優しい」とは
「優れていること」・・・

「優しい男」とは
「優れた男」なのである。

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